子宮内膜を厚くするツボとお灸や鍼灸のコツ。妊活不妊に効くツボ押し

東洋医学でいうツボってどんなもの?妊娠希望で妊活中の人に効果的なツボ押しとは?

両手

時間がかかったり、変化が分かりにくかったりはしますが、女性の妊娠力を高めるためには東洋医学の考え方や治療が効果的な場合もあります

不妊治療というと、一般的には病院やクリニックでホルモン剤などの薬を用いながら行うというイメージがありますが、それ以外にも、体に働きかけ不妊に効果がある治療方法があります。


それが、ツボや鍼灸、漢方薬などの中国から伝わった東洋医学によるアプローチです。

これに対し、病院などで行われている治療は西洋医学に基づいたものがメインとなっています。


現代の日本では西洋医学が主流ですが、そもそも日本の医療の原点は東洋医学です。幕末以降、蘭書によって伝わった西洋医学が広まるまでは、日本でも東洋医学を主体とした医療が行われてきました。


西洋医学と東洋医学では、病気に対する治し方が違います。西洋医学は、体の故障がある部分に直接働きかけて治します。即効性がありますが、目に見えない部分の不調には弱いです。


一方、東洋医学では、なぜ故障してしまったのか原因を追求し、体の根本から病気を治していきます。

人体にもともと備わっている自然治癒力を高めて、回復を目指します。時間がかかったり、変化が分かりにくかったりはしますが、女性の妊娠力を高めるためには東洋医学の考え方や治療が効果的な場合もあります。


鍼灸医学での「経絡」や「経穴」といった考え方のベースについて


この東洋医学の中でも、ツボや鍼、お灸などで刺激する物理療法を鍼灸医学と呼びます。

鍼灸医学では、「経絡」や「経穴」といった考え方をベースにしています。


経絡の経は経脈のことを言い、絡は、経脈を連絡する意味で絡脈と言います。経脈は全部で20あり、体の縦に走っている経脈を絡脈がつないで、全身に張り巡らされているとされます。


「経絡」は体の表面と内臓を表す臓腑を結んで、1つの回路を作り、エネルギーを運んでいるとされています。


「経穴」いわゆるツボと呼ばれているものです。経絡上にある正穴と、奇穴、阿是穴などがあり、日本では正穴は361穴とされています。経穴は、それぞれ臓腑に病気がある際の反応点で、診断点や治療点にもなっています。

現代のように、診断技術が発達していなかった時代では、これらの経絡や経穴(ツボ)の反応などを観察することによって、診断や治療が行われてきました。


この考え方を応用して、不妊の原因になっている部分に刺激を与え、改善するためにツボや鍼灸を行います。妊娠希望で不妊治療と一緒にツボ押しも行っている人は多いですよね。


不妊に効くツボは、子宮や卵巣へつながっているツボと骨盤内の血流を良くするためのツボ


不妊に効くツボとされているのは、主に子宮や卵巣へつながっているツボや、骨盤内の血流を良くするためのツボです。

全身や子宮の血の巡りを良くすることで体を温めます。それが質の良い卵子を育てたり、受精卵を着床しやすい子宮内膜を作ったりすることに繋がっています。


ツボ押しは、治療院やマッサージ店などで受けることもできますが、自分でも簡単に行うことができます。

東洋医学であるツボ押しは、体の自然治癒力を高めることが目標でもあるので、できるだけ継続して日常的に行うことで、より効果が出てきます。


自分で行う際、ツボを刺激すると、反応として痛みを感じることもあります。心地よい程度の痛みなら問題ないですが、強い痛みがあるのに無理やり続けてはいけません。


病気の時や、体調が優れない時などは、普段よりも体がデリケートになっているため刺激が強すぎる場合もあります。ツボ押しの力を弱め、リラックスしながら行う程度に留めておきましょう。自分に無理のないペースで行うことが、継続するコツでもあります。


不妊や妊活中に試したいお灸や鍼灸。子宮内膜を厚くするツボも紹介

発見

お灸や鍼は、子宮や卵巣に働きかけるツボに施術することで、血流の改善やホルモンバランスの安定、子宮環境の改善、ストレスの軽減などの効果があるといわれています

お灸や鍼灸は、治療したいツボの部分に灸や鍼を使用して刺激を行うことをいいます。

ツボ押しと違って、行うのには技術や道具が必要なので、主に鍼灸院などで施術を受けます。日本では、はり師やきゅう師の資格を持った人でなければ施術できません。


お灸は、艾(もぐさ)を使用して、ツボに熱の刺激を加える方法です。

「艾」とは、よもぎの葉を乾燥させて作られた自然のものです。やいとやお灸などと呼ぶことが多いです。艾を直接皮膚の上に乗せる直接灸と、艾と皮膚の上に間をあけて行う間接灸があり、様々な素材で熱の緩衝剤を入れて心地よい温かさに調節して行うことも多いようです。


「鍼」とは、とても細いステンレス製の鍼を、ツボに刺入して刺激することです。鍼を刺すというと痛そうなイメージがありますが、とても細い鍼を独特な技術で刺すので、無痛に近いと言われています。

鍼を刺して微弱な電流を加え、より血液循環を促進させる場合もあります。


鍼灸治療は様々な症状に効果がありますが、不妊鍼灸においては、自己治癒力を高めることで卵巣・卵子・子宮の機能が改善して妊娠しやすい体となり、妊娠率の向上が期待されると考えられています。

参照元:えりふじ鍼灸院


お灸や鍼はどちらもツボに刺激を与えることで、その部分の不調の改善を期待します。専門的な技術や診断に基づいた施術が受けられるので、妊活中に鍼灸院に通っている人も多いようです。


お灸や鍼は、子宮や卵巣に働きかけるツボに施術することで、血流の改善やホルモンバランスの安定、子宮環境の改善、ストレスの軽減などの効果があります。

それによって、卵子の質の向上や排卵の促進、内膜の厚さなどの子宮環境を整え、着床率をあげることに繋がります。


鍼灸院での施術を受けるペースは、個人によって異なりますが、日常的には週に1回などで通院し、病院でのタイミング法や人工授精、体外受精などの不妊治療のペースに合わせて、追加したり日程を調整する場合が多いようです。


1.三陰交(さんいんこう)ってどんなツボ?


三陰交(さんいんこう)は、あらゆる婦人科系に効果のある女性のためのツボとして知られています。

子宮を活性化して卵巣を刺激し、質の良い卵子が育つツボでもあります。卵巣へも働きかけ、ホルモンのバランスを整えてくれるので、排卵障害がある人にも適しています。


下半身の血流を良くし、冷えの改善にも効果があります。月経期や排卵前の卵胞期に刺激すると良いツボです。

位置は、足の内くるぶしから指4本分上がったところの骨のきわの部分です。親指で骨に沿うようにして、下から上に押し上げるようにします。


2.血海(けっかい)ってどんなツボ?


血海(けっかい)は、その名の通り、血流に関わりの深いツボです。

東洋医学の考え方で、血液の流れが滞って悪い血液が溜まった「瘀血おけつ」という状態に使われる場所です。子宮内の環境を改善し、ホルモンバランスを整えてくれます。


生理の経血の量を調節したり血液循環を良くする効果もあるので、生理中から卵胞期に刺激すると良いツボです。

位置は、膝のお皿の上の内側の角から指3本分上がったところです。1回3秒くらいかけてゆっくりと、10~20回くらい押します。強く押しすぎると逆効果になってしまうので気持ち良い程度の強さで刺激します。


3.内関(ないかん)ってどんなツボ?


内関(ないかん)は、内臓機能と深く関わるツボで、ホルモンバランスを整えてくれる効果があります。

リラックス効果も高く、ストレス軽減やつわりの緩和にも良いとされています。人工授精や体外受精などの治療前のタイミングで行うのがおススメです。

位置は、手首の上、指三本下がったところです。リラックスして心地よく感じる程度に押して刺激します。


4.至陰(しいん)ってどんなツボ?


至陰(しいん)は、体を温めて体温を上げるのに効果があるツボです。

特に下半身の血流を良くする効果があるので、子宮内膜を厚くするためによく利用されています。また、冷え予防と血流改善効果から、逆子を治すツボとしても知られています。


妊娠前であれば、子宮内膜を育てる卵胞期から、着床を促す黄体期(高温期)まで行うことができます。

位置は、足の小指の爪の外側の部分です。お腹がポカポカと温かくなるのを感じながら、リラックスして行うと良いでしょう。

子宮内膜が薄くて着床しにくかった私が一番重要視した葉酸

笑顔前

子宮内膜が薄い私でも厚くすることで妊娠できました!

多くの不妊治療の専門医達も子宮内膜を厚くするのに葉酸は重要だと言っていて、葉酸サプリを飲めば赤ちゃんの先天性異常のリスクが72%も軽減されることから、厚生労働省も妊活する人は積極的に飲むように勧告しているという事実、ご存知ですか?

元気で健康な赤ちゃんに出会えたいま、振り返ってみて葉酸サプリを飲んでおいて本当に良かったと感じています。


葉酸は子宮内膜の強化や受精卵を作って守るという子宮内環境を良くする効果があります。葉酸は、不妊治療中の女性のみでなく、男性にも飲んで頂きたいサプリメントです。葉酸が不足していると精子の染色体に異常が起こる確率が高くなると言われています。

参考元:体外受精・顕微授精の不妊治療専門 とくおかレディースクリニック


葉酸は水に溶けやすく食事からでは吸収されにくのが弱点で、科学的に先天性異常の発症率を70%以上も低減が実証されているのは、食事ではなくサプリからのみ。だから、葉酸サプリを摂取するように国も強く勧告しているんです。


諸外国でも日本においても神経管閉鎖障害のリスク低減の観点からは、食事からの葉酸に加えて栄養補助食品からの葉酸を摂取するよう勧告されています。

引用元:葉酸とサプリメント ‐神経管閉鎖障害のリスク低減に対する効果(厚生労働省運営のe-ヘルスネットより)

食品からの葉酸摂取に加えて、いわゆる栄養補助食品から1日0.4mgの葉酸を摂取すれば、神経管閉鎖障害の発症リスクが集団としてみた場合に低減が期待できる

引用元:神経管閉鎖障害の発症リスク低減のための葉酸の摂取に係る適切な情報提供の推進について(厚生労働省)

ダメ

妊娠しやすくするためには子宮内膜をふかふかにする必要があります。そのために必要な栄養素に葉酸がポイントといわれていますが、実は葉酸サプリなら何でもいいわけじゃなくて、妊活中に最適な葉酸サプリを選ぶことが大切なんです。


安心して飲めるサプリならいいですが、もしも適当に選んで飲んでいたサプリが無駄な添加物がギトギト、妊活中に必要な葉酸量が入っていない、製造工程がやばすぎる、とかだったら引きますよね、、、


特にコンビニとかで誰でも買える葉酸サプリは、妊活中は飲んでも無駄になるケースもあるので、葉酸サプリの選び方をしっかり知ることはとても重要です。

私も最初なんでもいいのかと思って、コンビニの安いやつを飲んでいたら全く意味がなくてがっくり。そこから真剣に葉酸について勉強してからは、何も知らなかった過去の私を本気で叱りたくなりました。


このときの経験を元に、葉酸サプリの選び方を分かりやすくまとめましたので、まだ飲んでいない人、飲んでいたけど適当に選んでいたかも、という人は参考になさって下さい。


子宮内膜が薄い私が妊娠できたときに大切にしていた葉酸サプリの選び方を公開しています。

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